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脳梗塞後遺症に有効なツボ(上半身)
お役立ち情報2020.8.11
皆様こんにちは‼
いつもご覧いただきありがとうございます。本日は、前回に引き続き脳梗塞後遺症に有効なツボ(上半身)について記述させて頂きます。
◆初めに
意外に思われるかもしれませんが、体幹には脳梗塞後遺症に有効なツボは余り多く有りません。勿論、脳梗塞が内臓の各器官に全く影響を及ぼさないとはいえませんが、手や足に出現する後遺症に比べるとわかりずらいのかもしれません。そんな中でも、排尿障害や便秘は多くの方に見られる随伴症状です。鍼灸は、自律神経が深く関与する内臓器官の不調に対して即効性が有ります。今回は重要なツボを5か所紹介致します。
☆中極
位置:前正中線上で、恥骨結合上際より上、約3㎝位。
作用:排尿に関する様々なトラブルに対して必須のツボであり、著効を示します。又、生理痛等の婦人科系症状にも大変有効です。
☆極泉
位置:腋窩の中央、動脈拍動部に有る。(左、右2箇所)
作用:上肢の片麻痺(痙縮)に対して有効なツボです。鍼を打つ時には実際のツボの位置より3㎝位下に入れます。腋窩神経に当たると指先まで電気刺激が走ります。
☆尺沢
位置:肘窩横紋上で、上腕二頭筋の橈側に有ります。(左、右2箇所)
作用:特に橈骨神経の障害に効果が有ります。
☆内関
位置:手関節前面横紋中央より肘関節に向かって3㎝位の所に有ります。(左、右2箇所)
作用:上肢の片麻痺、その中でも正中神経をターゲットにしたツボです。この神経に針先が当たると中指を中心に電気刺激が走ります。
☆合谷
位置:手背の第1、第2中手骨低間の陥凹部で、やや第2中手骨寄りに有ります。
作用:顔面神経麻痺や橈骨神経麻痺は勿論の事、眼精疲労にも大変効果的です。
◆終わりに
脳梗塞後遺症に対して鍼灸では、背中のツボは、ほぼ使用しません。これは昔の文献を見ても同じです。何故なのか?その理由は、よく分かりませんが不思議な事です。実際の鍼灸おいては、上肢の麻痺に対して、腕神経叢更には橈骨神経、正中神経走行上に存在する極泉、尺沢、内関、合谷への刺鍼を繰り返し、脳神経細胞の再生を促す様なアプローチを行っていきます。肩甲骨の内上方への変位や痙縮に対しても鍼を行い、筋肉の緊張を緩めて肘関節が伸展出来る様に取り組んでいきます。麻痺側上肢の可動域(特に肩甲骨廻り)が少しでも改善すると、上半身のバランスが良くなり、歩行がより一層スムーズになって行きます。リハビリに鍼灸を取り入れる事により、機能回復が早まりAⅮⅬの向上も大いに期待出来ます。
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脳梗塞後遺症に有効なツボ(経穴)顔面、頭部編
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