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遂行機能障害について(高次脳機能障害)
お知らせ2020.12.21
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
前回は半側空間無視についてお伝えしました。
今回は”遂行機能障害”についてお伝えいたします。
- 遂行機能障害とは
目標を定めて、計画を立てて、効率よく目標に対して行動することが困難な状態。
- 遂行機能の流れ(計画~行動まで)
①目標の設定
②目標までの計画立て
③計画を実行
④効率よく課題を実行する
①~④の流れで目標を立てて行動に移します。
より細かくすると、
①目標設定:意志や動機付け。今後何が必要か/何をしたいかを考える。
②計画立て:①を遂行するための段階を考え、その段階の評価と選択(できる事を選ぶなど)を行い、行動を導く枠組みを決定する。
③実行:段階付けた順序で、様々な出来事を処理し、環境に配慮し、場合によっては計画を修正するなど臨機応変に行動する。
④効率化:目標を念頭に置き、現在の進捗を振り返りながら行動する。
と、いった流れになっております。
そのため遂行機能障害が生じてしまうと、
「計画を立てずに衝動的に行動を起こす。」
「臨機応変さが乏しくなり物事に固執する。」
「特定の基準(動物や「あ」の付く言葉など)に合う対象が多く出て来にくい。→思考の流暢性が乏しい」
などが生じることがあります。
- 遂行機能障害の対応方法
遂行機能障害を呈された方は、失行や失語などの一般的な高次脳機能障害は認められず、IQ(知能指数)も保たれている場合、比較的受動的な環境である入院生活では著明な問題として見られない事も少なくありません。
そのため、退院して社会生活を送る際に発見されることが多いため、家族だけで悩むのではなく、「どの場面でミスをしやすい傾向にあるか」をまとめて、専門家に相談する事が重要です。
また、
本人に何故うまく行動が出来ないかを、ゆっくりと説明をして、現状を受け入れてもらい、生活上でどういったことにミスが生じやすいかを確認・把握し、ミスが予想される行動に対してアドバイスをすることが大切です。
また、場所や物の配置などを工夫して集中しやすい環境をつくることも大切です。
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それでは失礼します。
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