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脳の機能(高次脳機能)
お役立ち情報2020.11.26
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
これまで記憶障害、注意機能、失認とお伝えして来ました。
今回は脳の神経系を、特に高次脳機能に視点を向けてお伝えしていきたいと思います。
- 大脳半球での大まかな役割
・左半球・・・言語的思考や計算など(優位半球)
・右半球・・・空間的能力や音楽的能力など(劣位半球)
・左右の半球を「脳梁」で連絡し、情報の連携を行う。
※右利きの方のほとんどが左半球=優位半球
左利きの2/3は左半球=優位半球
- 大脳の役割
大脳では溝を境に、4つの領域に分かれています。
また、それぞれの領域で役割が異なっています。
- 各領域での連動
①情報(感覚)の入力と統合
・嗅覚・視覚・聴覚・触覚・味覚などの情報(感覚)が脳に入力されて、頭頂連合野にて統合される。
※側頭連合野:聴覚と視覚を統合して「それが何か」を判断する。
※頭頂連合野:視覚から「どこにあるか」を認識し、感覚情報を統合する。
②思考と判断
・頭頂連合野で統合された情報(感覚)を前頭連合野へ送り、「何をすべきか」を考えて判断する。
・前頭連合野は情動のコントロールや行動の抑制にも関わっている。
③随意運動
・運動野は前頭連合野からの指令を受けて、目的に対して体を動かすように指令を出す。
・脳からの指令を延髄・脊髄路を通り、末梢神経に移行して、骨格筋に伝わる。
- 大脳領域と病巣
上記のように脳神経同士が連絡を取り合って「知覚→統合→判断→動作」といった流れで情報処理をしております。
それらの経路が障害されることで、情報処理が出来ずに、高次脳機能障害として症状が生じます。
例えば・・・
頭頂葉(情報統合)が障害→感覚の統合が出来ないため「物体の認識(失認)」、「前頭葉へ情報投射が出来ないため、初動が起こせない(失行)」となる可能性があります。
また、
梗塞や出血が大きく、経路が密集された場所に障害が生じる事で、症状が複数生じてしまう事もしばしばあります。逆に、梗塞や出血が大きくても、経路が障害されていないと症状として生じない場合もあります。
なので、
セラピストは、症状からどの高次脳機能障害が生じているのかを読み取るのはもちろんのこと、脳画像を見て、大まかに生じるもしくは生じているであろう可能性を見出す事も大切です。
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それでは失礼致します。
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