脳梗塞後遺症下肢片麻痺に対する鍼治療

皆様こんにちは。

いつもご覧いただきありがとうございます。

本日は『脳梗塞後遺症下肢片麻痺に対する鍼治療』について述べさせて頂きます。

序章

脳梗塞を患った事により、自分自身の足なのに思うように歩行出来ない。

如何にしてこれからの人生、自由が利かなくなってしまった脚と上手に付き合っていけばよいのか？

途方に暮れて、溜息ばかり。

当施設では、そう言ったお悩みを持たれている方々に再び、ご自分の意思で歩いて頂くための取って置きの処方箋を幾つも御用意しております。

鍼灸は、皆様が思っている以上に意外と良い仕事しますよ！

★急性期の鍼灸

寝てしまうとアッという間に筋力は衰えて行きます。更に痛みがあると動くこと自体が億劫になり、どうしてもベッド上で過ごす時間が長くなってしまいます。そうはならないために鍼灸で節々の痛みを取り除き、成るべく動きやすい身体の状態を維持出来る様にケアをします。発症して間もない時は、どうしても以前の感覚とのギャップが有り、誰でも上手く足を運ぶことが出来ません。

焦らず現状を良く把握して頂いた上でリハビリに取り組めるように適時鍼刺激を脳にフィードバックして行きます。

早い段階からの鍼灸がリハビリにおいても好結果に繋がります。

★回復期の鍼灸

回復期に入り、リハビリが本格化してくると急性期には感じなかった痛みや違和感がどなたにも出現します。

下肢の片麻痺においては特に痙縮による内反尖足が厄介で、これによりぶん回し歩行をせざるを得なくなってしまいます。

下腿三頭筋（腓腹筋、ヒラメ筋）が過緊張を起こし、どうしてもつま先を立たせてしまいます。

この内反尖足にしっかりと鍼灸をすることが、その後のリハビリの成果を左右してくると言っても過言ではありません。

更に、大腿直筋やハムストリングスの拘縮予防にも配慮しながら、常に家庭での生活を想定したアプローチが大切です。

麻痺側の下肢ばかりではなく、健側の方にも鍼灸を施し左右のバランスをキープ出来る様に調整を行い、屋外での歩行をよりしやすく、苦痛とならないような対応をしていきます。

回復期に於ける腰部や下肢の痛み、痺れ、拘縮いずれも早い段階で解消出来る様に心掛け、リハビリに対するモチベーションの腰を折らないような鍼灸ケアを行います。

★維持期の鍼灸

維持期に於いても麻痺側下肢の大きな課題は、依然としてぶん回し歩行です。不自然な歩行動作による骨盤や上半身への過剰な負荷。更には、骨格の捻じれに伴う脊柱起立筋の過緊張などに対しては、筋膜同士が癒着しすぎないうちにストレッチやマッサージ等と併用しながら柔軟性を維持出来る様にケアを進めて行きます。。

脳梗塞を罹患された方の多くが下肢の浮腫に悩まされていますが、鍼灸はむくみを取ることに関しては著効を発揮します。

発症後長い間が経過し、股関節、膝関節、足関節が硬くなりどうしても歩行がぎこちなくなって行きます。このような時でも鍼灸により血行を良くし、少しでも関節が固まらない様にサポートします。

終章

人間の身体動作は、二足歩行が大原則です。

リハビリによって正しい歩行の習慣を身に付けて頂き、出来る限り自分自身の足で日常生活を送れるように鍼灸を通じて全面的にバックアップして行きます。

皆様のご要望をしっかりとしたヒヤリングで伺い、お一人お一人の問題解決や目標設定に合わせた最適のプランをご提案させて頂きます。

次回からは、脳梗塞後遺症に効果的な【ツボ】の数々をそれぞれの症状に合わせて紹介して行きます。

◆関連記事◆

脳梗塞後遺症上肢片麻痺に対する鍼治療

他にも”無料送迎”をやっておりますので、ご確認下さいませ。

↓↓↓

新型コロナウイルス感染拡大防止のため「無料送迎」実施！

では失礼致します。