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運動神経の種類と役割④
お役立ち情報2021.10.21
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
前回で内腹側系の説明が終わり、
今回は「背外側系」についてお伝えいたします。
〇背外側系とは
四肢の近位と遠位の筋群を調整し、協調したリーチ運動や手指の巧緻運動に重要な役割を担っています。
ただし、四肢の運動には体幹・肩甲帯・骨盤など中枢部の安定(腹内側系)が必須となります。そのため、背外側系だけでなく腹内側系の配慮が必要となります。
〇外側皮質脊髄路・・・30%が一次運動野、30%が運動前野、20%が一次体性感覚野から下行しており、その他に頭頂葉から感覚調整のため下行し、補足運動野や帯状回運動野からも投射する。下行した神経は延髄錐体交叉で交叉する事が多いが、一部は交叉せずに下行しています。
→帯状回最吻側部からの投射では運動の開始と終了、手の選択的運動を調節します。
→帯状回後部皮質では歩行・咀嚼・掻くといった周期的で律動的な反復運動を調節します。
→手内在筋に直接投射する神経線維のうち、85%が一次運動野から、15%は一次体性運動野から投射します。手指の運動神経に単シナプス性(介在神経を経由せずに直接筋肉へと繋がっている)に投射して、手指の巧緻性に関与している。さらに、手指運動が肩や肘の筋と共に単シナプス性に働いている。
〇赤核脊髄路・・・中脳被蓋にある赤核から下行する。
→屈筋群を強く促通し、伸筋群を抑制する。そのため、上肢のリーチ運動では近位筋と遠位筋の協調性を調節する。
→小脳と脊髄との繋がりを手助けしており、運動メカニズムの役割も担っていると言われている。
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運動神経の種類と役割③
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